最近の争議の成果として特徴的なものを紹介します。

・正社員の組合員が10年間にわたる会社の度重なる配転、賃金差別など幾度も改善を実現しましたが、度重なる仕打ちで心身の病気なりました。本人の変わらぬ闘う意思と組合の断固たる姿勢で交渉し、結果退職しましたが、当初の予想を上回る結果に当人も組合も充実感を味わいました。  

・有期雇用労働者の件で、組合員が職場で規律の違反を指摘したことから有期雇用期間満了で継続雇用を打ち切ってきました。団体交渉での解決を追及しました。しかし、会社側は一方的に団体交渉での解決を拒否したので、労働契約法違反等で裁判を行い、組合員の納得できる内容で和解解決に至りました。

・派遣労働者の問題では、会社が自社のミスで支払った時給の返却を求めるなど、団交で解決する姿勢が見られないために社前宣伝、ビラ配布を行い、和解に至りました。

・障碍者枠での有期雇用労働者の勤務が勤務開始から5年となることから、無期雇用転を要求し無期雇用となりました。

これらの案件は組合員がよく話し合い、団体交渉などに自ら臨むなど、自分のこととしている姿勢に組合と共同して前進して解決したものです。

具体的な事案は「争議の報告」をご覧ください(2022年12月まで。今後、順次アップデートします)